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今回は、竜巻ディザスター映画「ツイスター」を徹底解説していきます。
私は最初、この映画は少し古いから映像とか迫力とかショボイかなーって思っていました。
観た後の感想、
この映画、ディザスター映画随一、メインキャラたちがとにかく終始明るいんです！
絶望を全く感じさせません。
何度も失敗しても前向きに、諦めない姿勢からなんかちょっと元気がもらえる。
そういうディザスター映画です。
映像や迫力の方は、少し古い映画とはいえ、竜巻の凄さは、リアルに感じられました。
本記事で、そんな「ツイスター」の内容の考察や感想・情報を深掘りしていきますよ。
A 2023 disaster movie has been compared to Twister, and despite its disappointing theatrical performance, it’s taking streaming by storm. https://t.co/adsXisLjJ6
— Screen Rant (@screenrant) August 15, 2023
私の簡単な紹介は以下の通り。
目次
映画【ツイスター】の概要
| タイトル (英語名) | ツイスター(Twister) |
| 公開年 | 1996年 |
| 上映時間 | 1時間53分 |
| メインキャスト | ビル・パクストン (ビル役) ヘレン・ハント (ジョー役) |
| 制作費 | 約9,200ドル |
| 興行収入 | 約4.9億ドル |
あのスティーブン・スピルバーグが製作総指揮をとっていたほどの映画。
監督は、映画「スピード」で有名なヤン・デ・ボン。
竜巻映画のパイオニア的存在といっても良い当映画。
| 夢中になれる (嫌な事を忘れられる) 度 | ★★★★ |
| ハラハラ・ドキドキ度 | ★★★ |
| スケール度 | ★★☆ |
| 頭使わずに観れる度 | ★★★ |
| スピード・テンポの良さ度 | ★★★ |
| ストーリーの面白度 | ★★★☆ |
| 総合評価 | ★★★☆ (74点) |
ディザスター映画としてのパニック具合は、物足りない映画。
ですが、メインキャラたちの前向きさになぜか元気をもらえる映画なんです。
とにかく基本いい奴らしか出てきません。
(少し、憎たらしい奴も出るには出ますが。。)
映画【ツイスター】あらすじ
1969年、とある田舎町に住む家族は、突然超巨大竜巻に襲われる。
地下シェルターに逃げ込む家族だが、あまりにも強大な竜巻で、その一家の父親に不幸が訪れてしまいます。
それから月日は流れ、、かつて「ストーム・チェイサー」として名を馳せたビルが、妻のジョーとの離婚を成立させるために、パートナーメリッサと竜巻研究の現場に訪れます。
研究チームの目的は、巨大竜巻の細かいデータをとり、竜巻警報システムを完成させること。
そして、住民が竜巻の犠牲にならないために、少しでも早く警報を出せるようにずっと研究を続けてきたのだった。
話の慣れ行きから、ビルたちも竜巻解析の現場に、その日だけ同行することに。
なぜかその日は、いくつもの歴史的巨大竜巻が発生する。
そしてついに、最強クラスの竜巻「F5」がゆっくりと彼らに近づいていくのだった。。
Original Director Comments On Upcoming ‘Twister’ Sequel: ‘It’s A Movie That Cannot Be Remade’ https://t.co/3ZHsWisyY7 pic.twitter.com/7WjUjfV7Nz
— Daily Wire News (@DailyWireNews) August 18, 2023
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(どっぷり竜巻を楽しめるディザスター映画)
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映画【ツイスター】登場人物
キーマンは、ビル＆ジョー夫婦です。
この映画には、子供があまり出てこない少し珍しい映画です。
登場人物
🔳 ジョー (竜巻研究者)：
重度の竜巻オタク研究者。
自身の過去の悲劇を繰り返さないように、竜巻観測に命をかける。
夫ビルのことがまだ。。
🔳 メリッサ (ビルの彼女)：
精神科医。
一般人のため、竜巻オタクのビルやジョーについていけない様子を見せる。
ちょっと可哀想。
🔳 ジョーナス (ライバル研究者)
元々ビルやジョーたちの研究チームに所属
金目当てで、チームを裏切り、さらには、彼らのアイデアまでパクるイケスカない男。
映画【ツイスター】見どころ
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ここからは、私の独断と偏見で、この映画の見所を徹底解説します。
見所 ①：登場キャラたちが終始明るい
当作最大の特徴は、「登場キャラたちが、ずっと明るい」ということ。
普通の災害映画って、冒頭では多少なりとも楽しそうな描写が描かれた後、災害発生➡︎絶望のどん底に叩き落とされる！
という展開が王道なのですが、当作はそんな雰囲気にならないのが特徴的です。
登場キャラから、シリアスな雰囲気が出ないんですよね。
みんなが、1つの目的のために、冗談を言いながらも一途に協力して取り組み姿に少し元気をもらえます。
メインキャラのビルとジョーは少し険悪なムードを醸し出しますが、研究チームメンバーが基本おちゃらけているため、明るい雰囲気が終始流れています。
もちろん作中、絶望的なシーンもありますが、
それを乗り越える姿の方が印象的。
ドキュメンタリー映画を見ている感覚になりました！
見所 ②：竜巻で飛んでくる落下物
個人的に、面白いと思ったのは、竜巻によって主人公たちに襲いかかる「落下物」
もはや落下というレベルではなく、全てが致命傷になりえるレベルのスピードと破壊力で、ビルとジョーに飛んできます。
当映画で印象に残ったのは、「牛」。
ビルとジョーが目の前で竜巻を目撃している中、急に「牛」が雄叫びをあげながら、竜巻の餌食になっている姿が映しだされます。
これには少しウッとなりましたね。
急に緊張感が増すシーンでした。
他にも、木や車や家までが飛んできたりと、、様々な障害物を間一髪で避けていくシーンが見どころですね！
ツイスター登場「落下物」ランキング
第５位：「車」
ビルの彼女のメリッサに牙をむく
第４位：「鉄骨」
これが原因で、ジョーナスたちは、、
第３位：「家」
ついには家までも道路に吹っ飛んでくる
第２位：「ナイフ・刃物」
ラストシーンで、ビルやジョーたちが避難していた家の中で、彼らに襲いかかる
第１位：「牛」
物語の中盤で発生したF3レベルの竜巻の犠牲になった可哀想な牛さん。
映画【ツイスター】考察・感想
ここからは、私イチ個人の考察と感想を述べさせていただきます。
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もはやドキュメンタリーに近い
人々が、絶望規模の災害に恐怖しながら逃げうせる様が、災害映画の特徴です。
ですが、当映画からは、どこかドキュメンタリー要素を感じられます。
それを感じさせる要因としては、「登場キャラが、自ら災害に近づいていく」ことです。
「なんで自らそんな命を落とす行動に出るんや！？」と観ながらツッコミまくってました。
ですが、それほどまでに「竜巻警報システム」を作るために必死だったんだと思うと、途中から「がんばれー」って気持ちになってきます。
ここまで、「災害と真っ向から戦う」映画は、そうそうないですね。
命を粗末にしてるとしか思えない無謀っぷり
作中でなんども、竜巻観測機械「ドロシー」を竜巻の中にぶち込むために、ジョーとビルは、自らの命の危険を犯し、竜巻に接近していきます。
「ドロシー」を竜巻にぶち込むためには、ギリギリまで竜巻に近づく必要があるのですが、なかなか思う通りにはいきません。
何度も失敗するんですが、何度も「これ以上やったお前たちが竜巻に巻き込まれるぞ！」という状況になります。
中盤までは、自ら無謀な行動にでるジョーにイラッとします。
ですが、彼女がそこまでする理由が見えてくると、少しだけ納得できるようにもなります。
でも、メリッサのような一般ピーポーには到底理解できないクレージーっぷりであることには変わりません。
「なんで自ら死にに行くような真似をするのか。。」
それが原因で、ビルの元から離れていくメリッサを見るととても切なくなりますね。
ビルは結論、「お前はひどい男」だ。
何度失敗しても諦めない姿勢がスゴい
ビルやジョーはもちろん研究チーム誰1人、ネガティブなムードを出しません。
何度失敗しても、車が破壊されようとも、絶望的な竜巻に身を晒されようとも。
みんな、ある意味「頭がイっちゃってます」
普通は、逃げ出すか、自暴自棄になるか、ぐらいなってもおかしくないのにね。
彼ら1人1人に、強い使命感があるんでしょうね。
この諦めない姿勢は、現代を生きる我々にも学ぶことはありそう。
実際の世界の竜巻ワースト3
ここでは、現実に起きた過去の竜巻被害ワースト3をまとめてみました。
第3位：1973年 バングラディシュ竜巻 死者681人
1973年4月17日、バングラディシュの9つの村に巨大な竜巻が直撃。
その中の1つの村は、全ての家が破壊されました。
特にひどかったマニクガンジでは、死者の数681人に及び、遺体が1キロ先に飛ばされているケースもあったとか。
痛いの追跡が困難を極めたとめ、実際の死者数はこれより多いと言われています。
第2位：1925年 トライステート・トルネード 死者数695人
イリノイ州で起きた「アメリカ史上最大の死者を出した竜巻災害」
1925年3月18日に起きたこの災害は、243キロから378キロの広範囲を破壊しまくりました。
発生時間は3時間半にも及、時速110キロで移動していたとか。
車でも逃げ切れるか厳しいスピードです。
この竜巻規模は、映画「ツイスター」のラストシーンで登場した「F5」レベルの竜巻ではなかったかと推定されています。
死者695人、負傷者2027人、被害総額は16億ドルにも及ぶ最悪の竜巻災害となりました。
第2位：1989年 ダルティプール 去るトゥイリアの竜巻 死者1300人
またまたバングラデシュで起きた竜巻。
歴史上最も死者数を出したとされるF4レベルの竜巻。
これにより、1989年4月26日に1300人の命が奪われました。
この竜巻が発生した理由は、
- 干ばつ
- 低気圧
バングラデシュ全域には強烈な雷雨が発生し、その後巨大竜巻が発生。
運悪く人口密集地帯を直撃してしまうことに。
特にひどかったサルトゥリアという町は地上から完全に消滅してしまい、8万人の人々が家を失う結果になりました。
実際のアメリカの竜巻事情
知っている人も多い有名なアメリカのハリケーン2005年に起きた「カトリーナ」
このハリケーンは、1836人の人的被害と約1610億ドルの被害総額をだしました。
この規模の大型ハリケーンが100年前と比較して3倍以上に増えている研究があります。
その理由として挙げられるのが、気候変動や海水温が上昇しているためだとか。
また、地球温暖化の影響で、ハリケーンが上陸した後も、勢力が強まってしまうと科学者たちは指摘しているそう。
映画【ツイスター】キャスト・監督
1． ビル・パクストン (ビル役)
'Twister' director Jan de Bont says he wasn't consulted for the upcoming sequel, 'Twisters': 'It's a movie that cannot be remade.' https://t.co/h708qbuiEC
— Entertainment Weekly (@EW) August 17, 2023
| 出身地 | アメリカ・テキサス州 |
| 生年月日 | 1955年5月17日(61歳没) |
| 家族 | 妻・子供2人 |
| 有名出演作品 | タイタニック アポロ13 |
実は、2017年2月25日に、心臓手術後の合併症で亡くなっております。
61歳の若さでした。
「タイタニック」「ターミネーター」で有名なジェームズ・キャメロン映画によく出演し、あの「アーノルド・シュワルツェネッガー」とも多く共演した。
2．ヘレン・ハント (ジョー役)
| 出身地 | アメリカ・カルフォルニア州 |
| 生年月日 | 1963年6月15日(60歳) |
| 家族 | 妻・子供2人 |
| 有名出演作品 | 恋愛小説家 あなたにムチュー(海外ドラマ) |
1970年代から子役としてテレビや映画出演が多かった。
特に90年代の海外ドラマ「あなたにムチュー」では、ゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞している。
ヤン・デ・ボン(監督)
| 出身地 | オランダ・エイントホーフェン |
| 生年月日 | 1943年10月22日(79歳) |
| 有名作品 | スピードシリーズ トゥームレイダー2 |
私が大好きな「サンドラ・ブロック」主演のアクション映画「スピード」シリーズで有名なヤン・デ・ボン。
1998年公開の「GODZILLA」にも取り掛かっていたが、制作費がかかりすぎると叩かれ降板した経緯もある。
映画【ツイスター】ロケ地
アメリカのオクラホマ州の様々な地域でおこわれました。
一部のシーンは、カルフォルニア州で撮影されたそう。
映画【ツイスター】トリビア
映画「ツイスター」にまつわるトリビアをいくつかご紹介。
✔️【ツイスター】が観れる配信動画サービス
| サービス | 初回 無料期間 | 基本月額料金 (税込) | 日本語吹替 英語字幕 有無 | 備考 |
| U-NEXT | 31日間 | 2,189円 | ◯ |
映画【ツイスター】を観た方への他おすすめ映画
映画【ツイスター】を見た人には、次の映画をぜひオススメしたいです！
イントゥ・ザ・ストーム
「竜巻に飽きるぐらい竜巻てんこ盛り映画」
あらすじ
アメリカ中西部の街である高校の卒業式が行われていた。
一方、竜巻の撮影に情熱を注ぐストームチェイサーのアリソンは、巨大竜巻発生の可能性を感じる。
すると、アリソンの予想通り、超巨大竜巻が発生、街を襲う。
卒業式を中断し、避難活動を行う人々だが、教頭ゲイリーの息子のドニーの姿がないことに気づく、、
当作「ツイスター」じゃ、スリルが少し足りないなーという方。
「イントゥ・ザ・ストーム」で心ゆくまでハリケーンをお楽しみください。
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