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実話津波パニック映画「インポッシブル」視聴法と考察

津波パニック映画「インポッシブル」ネタバレとその後【本当にあった実話】


※本ページは、プロモーションが含まれております。


こんにちわ。パニック映画依存症のこーすけです。

今回は、実話を元にした津波災害映画「インポッシブル」を徹底解説していきます。

この映画は、「"津波災害の恐ろしさ"と"凄惨さ"を手加減なしに生々しく描かれた映画」。

あまりの生々しい映像に、中途半端な気持ちで観るべきでないほどのインパクトがあります。

しかし、それでも、多くの人に観て欲しい映画です。

当作のベースとなった実話の被害者マリアさんが、「実際にあった災害の状況をありのままを伝えるべき」と、悲劇的な思い出に苦しみながらも、精根つくして手掛けたそうです。

観る側も、真摯に受け止めるべき作品

この映画には、私たちが学ぶこと・感じるべきものが濃密に凝縮されております。

本記事で、そんな「インポッシブル」の内容の考察や感想・情報を深掘りしていきますよ。






私の簡単な紹介は以下の通り。


映画【インポッシブル】の概要



タイトル (英語名)インポッシブル (Lo Imposible)
公開年2013年
上映時間1時間54分
メインキャストトム・ホランド(ルーカス役)
ナオミ・ワッツ(マリア役)
ユアン・マクレガー(ヘンリー役)
制作費約4,500万ドル
興行収入約2.5億ドル


制作国のスペインではなんとあの「タイタニック」を超える大ヒットを記録した!

監督・脚本・実話のモデルはスペインの方。

メインキャストは、イギリスの方が中心となってます。

実話を基に制作されたこの映画、キャストが地味に超豪華なんです。

誰もが知るマーベル映画「スパイダーマン」主演のトム・ホランドが子役として出ています。

最初、知らずに観ていると気づかないかもしれませんが、後々キャスト名を調べてみると、びっくり。

あと、「キングコング」のナオミ・ワッツや、「ドクター・スリープ」のユアン・マクレガーと、ベテラン女優・俳優をそろえてます。


夢中になれる (嫌な事を忘れられる) 度★★
スケール度★★★★
頭使わずに観れる度★★★☆
スピード・テンポの良さ度★★★★
ストーリーのスッキリ度★★★☆
ストーリーの面白度★★★★☆
総合評価★★★★☆ (88点)


製作費は4,500万ドル。

当作は、単純に映像として楽しむパニック映画ではありません。

どちらかというと、広島県民が原爆の映画を観るように、「実際に起こった悲劇」から「学び」を得る映画に近いです。

なので、観る途中、目をそらしたくなるシーンがいくつも出てきます。

そのリアルさゆえに、言葉では現しきれない感情が湧いてくる映画です。


映画【インポッシブル】あらすじ


2004年末にタイにバカンスにやってきたヘンリー&マリア一家。

息子のルーカス・トマス・サイモンもバカンスを満喫、クリスマスも楽しんだ翌日に悲劇が訪れる。

ホテル内のプールで遊んでいた一家。

すると、突然の揺れを感じると、いきなり巨大津波がリゾートを襲います。

為す術もなく津波に飲まれる一家たち。

それぞれ離れ離れで互いの生死が不明になってしまいます。

異国の土地で、ネットも知人もいない、そんな中で、家族5人は、はたして無事に生きて再会することができるのか。。





映画【インポッシブル】が見れる動画配信サービス


映画【インポッシブル】を観れる配信サービスは以下の通り。

サービス初回
無料期間
基本月額料金
(税込)
日本語吹替
英語字幕 有無
Amazon Prime30日600円
U-NEXT31日間2,189円


「インポッシブル」はAmazon Prime、U-NEXTで視聴可能です。




上記の情報は2023年8月時点でのものです。




映画【インポッシブル】登場人物



ヘンリー&マリア一家がメイン。

登場人物


🔳 ヘンリー (父):
どこにでもいそうなお父さん
作中は、少し疎かな判断をする?

🔳 マリア (母):
元医者。
常に人を助けることを考えている。

🔳 ルーカス (ヘンリーとマリアの長男):
運動神経が良く、しっかりしている
この物語一番のキーマン。





映画【インポッシブル】見どころ


まだ視聴していない方は、全部観てから読まれることをオススメします!




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ここからは、私の独断と偏見で、この映画の見所を徹底解説します。


「インポッシブル」の見所は、リアルな津波災害現場で起こる悲惨さ助け合う大事さにあります。


見所 ①:マリアとルーカスの津波に流されるシーン


開始直後、津波に流される2人のシーン。

流れの強さで、2人が為す術がない感じが、ビシビシ伝わってきました。


水中は、体のコントロールが効かない、そのパニック具合が鮮明に表現されているシーン。

水中の怖さは、沢山の人が経験したことがあるだけに、その苦しみが視聴者に流れ込んできます。

そして、2人の恐怖と不安。

このシーンでは、その2人の感情が十二分に感じられます。

"大人だって怖いんです"

マリオの負傷するシーンも、かなりリアルに描かれており、本当に目を逸らしたくなります。

息子ルーカスも、子供ゆえに、その傷のむごさを直視できない正直さも、しっかり描かれてました。




見所 ②:ルーカスが母親と病院で離れ離れになるシーン


ルーカスが母親の言いつけ通り、人助けをしたあと、母マリアがいなくなるシーン。

ルーカスの心境が痛いほど伝わってくるシ瞬間。

不安と母親の死の可能性がよぎる、そんな恐怖の時間を過ごすルーカス。

これを観ると、こちらの胸もえぐられるようです。


特に、ルーカスが呼び出せれ、「この持ち物に見覚えはない?」と聞かれた時は、背筋が凍りましたね。

まさか「ママの遺留品」。。



本当に緊張感あるシーンでした。


見所 ③:成長していくルーカス


最初、安全な場所を探しているルーカスは、ダニエルが叫んでいる時、それを見捨てようとしました。

まずは、自分たちだけが助かれば良い考えがあったように思えます。

しかし、母マリアの「困っている人を助けろ」というメッセージ。

そして、道中助けてくれた見ず知らずの優しい人たちに触れ、助け合いに対して、意味を感じていきます。

病院内で人探しを成し遂げた後のルーカスの反応に注目です。



最終的には、人が助かって心から喜ぶ考えになっていたのです。


実は、本物のルーカスのモデルになった少年は、今では医者を目指しているだとか。


これほどの経験をすると、人生観が変わるということですね。


映画【インポッシブル】考察・感想


ここからは、私イチ個人の考察と感想を述べさせていただきます。

私の独断と偏見による考察・感想という前提を踏まえて、ご覧ください。


マリア演じるナオミワッツの演技がとんでもない


私が、当映画で1番、衝撃を受けたのは、マリア役「ナオミ・ワッツ」の負傷シーンです。

足や胸をえぐられ、満身創痍がヒシヒシと伝わってくるその演技力は、もはや神の領域。

観てるこっちが叫ばざるを得ませんでした。

負傷した足や体で、木に登ろうとするシーンなんて、「痛い痛い〜」とこちらが声をあげないと、とても観てられませんでした。

病院で弱っていく様なんて、本物の患者そのもの。

本当に、いつ死んでしまうのか不安にさせられたよ。。


一体どうやってここまでの演技ができたのが、もちろん実話を基にしているので、リアルな話を聞いての演技でしょうが、それにしても、「インポッシブルのナオミ・ワッツ」の演技のリアルさは、災害映画の中でもトップクラスです。


ちなみに、ルーカス役のトムホランドの演技も、すごいリアル。

本当に災害に遭ったことあるのかい?というくらいの危機迫る表情とセリフのトーン。


インポッシブルはこの2人の印象がすごく強い映画です。


マリアは何を吐いたのか



病院で、マリアが何かを吐くシーンがあります。

あれは、一体何だったのか。

ツタみたいなのを吐いていた。

モデルになった「マリア・ベロンさん」の証言によると、あれは、【水中でもみくちゃにされた時に飲み込んだ破片と有機物】だったそうです。

窒息死にもつながりかねない、危ないシーンでした。


ルーカスもそんな、母を見ていられず、「やめて!ママ」と思わず叫んでしまいます。

子供にとって、何かを吐くのを見るのは、辛いことです。

母親があんなの吐いてたら、普通その後もトラウマになっちゃうよね。。



マリアの最後の涙の意味


最後、飛行機の中で涙を流すマリアのシーン。

一見、家族全員助かって良かった。。と感動する涙にも見えますが、、

モデルとなった「マリアさん」の後のインタビューでは、「誰も助けることができなかった自分たちが、なぜ生き残ったのか。あれからそればかりを考え”罪悪感”から何も話すことができなかった」と語っている。

とうことは、あの涙は、「亡くなってしまった方やその家族たちへの罪悪感」からくる涙だったと取れる。


マリアさん、本当に他人を想う気持ちがすごいですね。。


映画【インポッシブル】実話のその後


この映画のベースとなった話の提供者「マリア・ベロンさん」

夫の仕事の都合で、日本横浜に住んでいたそうですよ。

スマトラ沖地震の津波により瀕死の重傷を負い、その当時の体験を語れるようになるまで、「5年」の歳月を要したそうです。

スペインで多くの人に、その話をしようにも、実感までを伝えることができず、もどかしい思いをしていたのだとか。

ついにこの話は映画にするべきだと映画化のオファーを受けたマリアさんは、その通りだと、了承。

マリアさん一家は、制作チームに終始協力していたそうですね。


当初、作中の津波の描写の生々しさから一時は公開ができない可能性があったとのこと。

しかし、最終的には、観る人の判断に委ねる形で公開を決行。


作中のシーンは実際の体験した様子を手加減なく描かれており、試写会時、途中思わず席を立つ人も何人かいたそうです。


「あの日亡くなった人たちへの表現しようがない気持ちがつまった内容」

と、マリアさんは語っている。


映画【インポッシブル】キャスト・監督


個人的に、私が大好きな俳優の1人「トム・ホランド」

あそのスパイダーマンのキャラとは、別人のキャラでした。

子役スクリーンデビュー作。

なのに、あの演技って。。天才でしかない。


1. トム・ホランド(ルーカス役)



出身地イギリス・キングストン
生年月日1996年6月1日(27歳)
有名出演作品スパイダーマンシリーズ
アンチャーテッド
白鯨との戦い


コメディアンで脚本家の父を持つ。

2008年にデビュー。

その後、「私は生きていける」「白鯨との闘い」を経て、2017年に超有名作品「スパイダーマンシリーズ・ホームカミング」から3代目ピーター・パーカーに抜擢される。

日本では「ネタバレ王子」という名で慕われている。|

ミニトリビア

スパイダーマンの共演者である「ゼンデイヤさん」と交際中だそう。





2.ナオミ・ワッツ (マリア役)



出身地イギリス・ショアハム
生年月日1968年9月28日(54歳)
家族構成夫・子供1人
有名出演作品マルホランド・ドライブ
ザ・リング
ザ・ウォッチャー(海外ドラマ)


7歳の時に父親を失くしている。

14歳の時にオーストラリア・シドニーに移住。

本作インポッシブルを含む活躍で、アカデミー主演女優賞の候補にもなった。

「インポッシブル」での演技は、アカデミー賞級でした。。


ミニトリビア

格闘技が好きで、長年柔道を習っていたのだそう。

1989年〜92年には、アマチュア柔道選手権大会に出場。


3.ユアン・マクレガー ( ヘンリー役)



出身地イギリス・スコットランド
生年月日1971年3月31年(52歳)
家族構成妻・子供3人
有名出演作品スターウォーズシリーズ
ドクター・スリープ


1992年にTVに出演はじめる。

1996年の「トレインスポッティング」で世界的ブレイク➡︎1999年「スターウォーズ ファントムメナス」では、オビワンケノービー役に抜擢と。

活躍の幅を広げた。


ミニトリビア

バイクが大好きなユアン・マクレガー。

バイクで世界一周を114日間かけて、やったらしい。すご


J・A・バヨナ (監督)


出身地スペイン・バルセロナ
生年月日1975年5月9日(48歳)
有名作品永遠のこどもたち
ジュラシック・ワールド/炎の王国


最初はジャーナリストへの道を進んだ。

人気シリーズ「ジュラシック・ワールド2作目 / 炎の王国」の監督でもある。





映画【インポッシブル】ロケ地


ロケ地は以下の複数の場所で行われました。


・タイのカオラックのビーチ

・タイのタクア パー病院

・スペインのアリカンテ



映画【インポッシブル】トリビア


映画「インポッシブル」にまつわるトリビアをいくつかご紹介。


トリビア①

セットを作るのに莫大なコストが必要で、津波がリゾートを襲うシーンは一度しか撮影できなかった。


トリビア②

エキストラの多くは、実際に被災した生存者とのこと。


トリビア③

映画のプロデューサーたちは、スペインのラジオで家族が津波から生き残ったインタビューを生で聞いて、映画を作る決定をした。




映画【インポッシブル】実際に起こった悲劇を私たちは知っておく必要がある


「インポッシブル」は、生半可な気持ちでは観れない超リアル津波パニック映画。

それゆえ、映画からたくさんのメッセージが伝わってきます。

異国の見ず知らずの人のためを必死で助けてくれた現地の人、周りの観光にきていた人と助け合う。

「助け合い・支え合い」の重要性を教えてくれた良作だと自信を持って言えます。


しかしダニエルくん、父親と会えて本当によかった。。


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サービス初回
無料期間
基本月額料金
(税込)
日本語吹替
英語字幕 有無
Amazon Prime30日600円
U-NEXT31日間2,189円





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上記の情報は2023年8月時点でのものです。



映画【インポッシブル】を観た方への他おすすめ映画


映画【インポッシブル】を見た人には、次の映画をぜひオススメしたいです!


The Wave / ザ・ウェイブ



津波の恐怖がふんだんに凝縮された津波映画代表作」



あらすじ



ノルウェーのガイランゲル・フィヨルドは、観光客が賑わう人気の観光地だった。

しかし、山の岩盤の大崩落による巨大津波の脅威がある場所でもあった、、

ある日、津波警戒センターで働くクリスチャンは、巨大津波が起きる前触れを見て、危険を訴えるのだが、誰にも信じてもらえなかった。

その後、地震発生。

巨大津波が町を襲う。。


ノルウェー産の王道津波パニック映画。

あまり聞かないノルウェー映画ですが、作り込みはバッチリで、ストーリーも映像も十分楽しめます。

危険を察知➡︎津波発生までの不気味な静けさが良い味を出している良作。

津波映画の中でも、トップクラスにオススメしたい作品です。


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